馬体重と成績の関係

カタログの測尺欄で、たぶん一番みんなが気にするのが馬体重だ。「大きい馬は完成度が高い」 「大型馬は使いづらい」など言い分はいろいろあるけれど、募集時の馬体重は本当に その後の成績と関係するのか。体高・胸囲・管囲と見てきた測尺シリーズの最後として、2017〜2025年募集(2017年85頭・2018年84頭・2019年86頭・2020年91頭・2021年91頭・2022年94頭・2023年95頭・2024年96頭・2025年93頭)に2026年9月時点の獲得賞金・通算成績を 突き合わせて調べた独自集計。

先に結論を書くと、はっきり出たのは牝だけだった。牝は「大きいほど稼ぐ」方向に きれいに出て、牡は賞金で見るかぎり関係が見えない。 「牝は小柄でも走る」「小さい牡は不安」という一般的なイメージとは、少しずれた結果になっている。

馬体重の分布

まず母集団から。815頭の募集時馬体重は357〜586kgに分布していて、 平均443.6kg・中央値442kg。牡と牝を分けると中央値は 牡448kg・牝437kgで、その差11kg。 牡の方が重いが、山はかなり重なっている。

募集時馬体重の分布(全815頭・10kg刻み)

1頭3501頭3605頭37014頭38026頭39051頭40071頭41091頭420113頭430109頭440100頭45072頭46068頭47047頭48021頭49010頭5007頭5102頭5203頭5300頭5402頭5500頭5600頭5701頭580

募集時馬体重の分布(全815頭・10kg刻み): 350 頭数 1頭、 360 頭数 1頭、 370 頭数 5頭、 380 頭数 14頭、 390 頭数 26頭、 400 頭数 51頭、 410 頭数 71頭、 420 頭数 91頭、 430 頭数 113頭、 440 頭数 109頭、 450 頭数 100頭、 460 頭数 72頭、 470 頭数 68頭、 480 頭数 47頭、 490 頭数 21頭、 500 頭数 10頭、 510 頭数 7頭、 520 頭数 2頭、 530 頭数 3頭、 540 頭数 0頭、 550 頭数 2頭、 560 頭数 0頭、 570 頭数 0頭、 580 頭数 1頭

馬体重の分布・牡382頭(10kg刻み)

1頭3501頭3600頭3703頭3804頭39019頭40021頭41040頭42052頭43062頭44042頭45040頭46038頭47026頭48016頭4907頭5003頭5102頭5202頭5300頭5402頭5500頭5600頭5701頭580

馬体重の分布・牡382頭(10kg刻み): 350 頭数 1頭、 360 頭数 1頭、 370 頭数 0頭、 380 頭数 3頭、 390 頭数 4頭、 400 頭数 19頭、 410 頭数 21頭、 420 頭数 40頭、 430 頭数 52頭、 440 頭数 62頭、 450 頭数 42頭、 460 頭数 40頭、 470 頭数 38頭、 480 頭数 26頭、 490 頭数 16頭、 500 頭数 7頭、 510 頭数 3頭、 520 頭数 2頭、 530 頭数 2頭、 540 頭数 0頭、 550 頭数 2頭、 560 頭数 0頭、 570 頭数 0頭、 580 頭数 1頭

馬体重の分布・牝430頭(10kg刻み・上と同じ物差し)

0頭3500頭3605頭37011頭38022頭39032頭40050頭41050頭42061頭43046頭44058頭45032頭46029頭47021頭4805頭4903頭5004頭5100頭5201頭5300頭5400頭5500頭5600頭5700頭580

馬体重の分布・牝430頭(10kg刻み・上と同じ物差し): 350 頭数 0頭、 360 頭数 0頭、 370 頭数 5頭、 380 頭数 11頭、 390 頭数 22頭、 400 頭数 32頭、 410 頭数 50頭、 420 頭数 50頭、 430 頭数 61頭、 440 頭数 46頭、 450 頭数 58頭、 460 頭数 32頭、 470 頭数 29頭、 480 頭数 21頭、 490 頭数 5頭、 500 頭数 3頭、 510 頭数 4頭、 520 頭数 0頭、 530 頭数 1頭、 540 頭数 0頭、 550 頭数 0頭、 560 頭数 0頭、 570 頭数 0頭、 580 頭数 0頭

まとめて見ると、大きい馬ほどわずかに稼ぐ

出走済みの685頭を募集時馬体重で4等分して、獲得賞金合計(中央+地方、万円)の 中央値を取るとこうなった。獲得賞金は一部の大物に大きく引っ張られるので、平均ではなく 外れ値に強い中央値で見ている。各棒の下にその群の体重の範囲と頭数を書いた。

馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み)

660万軽い1/4357〜422kg・195頭873万やや軽い423〜441kg・207頭1,314万やや重い442〜462kg・205頭1,420万重い1/4463〜586kg・208頭

馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み): 軽い1/4 獲得賞金合計の中央値 660万(中央値の母数(出走済み)157頭)(357〜422kg・195頭)、 やや軽い 獲得賞金合計の中央値 873万(中央値の母数(出走済み)173頭)(423〜441kg・207頭)、 やや重い 獲得賞金合計の中央値 1,314万(中央値の母数(出走済み)178頭)(442〜462kg・205頭)、 重い1/4 獲得賞金合計の中央値 1,420万(中央値の母数(出走済み)177頭)(463〜586kg・208頭)

ゆるやかに右上がりで、軽い1/4(157頭)の660万円に対して重い1/4(177頭)は1,420万円。2群の差の検定(Mann-Whitney)はp<0.0001。相関係数は順位ベースのスピアマンで r=0.160(p<0.0001)と、体高(r=0.108)と同じくらいの弱い正の相関だ。

馬体重 × 獲得賞金合計(出走済み・1億円未満640頭)

  • 牡
  • 牝
02.5k5k7.5k10k380420460500540580獲得賞金合計(万円)馬体重(kg)

獲得賞金合計が1億円以上の45頭はグラフの外に出るため省略した (後述の重賞馬の表を参照)。

「弱いけど正の相関」という点では体高の記事と同じ結論に見える。ところが牡と牝を分けると、この弱い相関の中身がまったく違うことが分かった。

牡と牝で分けると、様子がまるで違う

同じ4分位別の賞金中央値を、牡324頭・牝361頭で 別々に出す。2つのグラフは物差しを揃えてある。

牡だけ・馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み324頭)

1,802万軽い1/4357〜430kg・94頭1,094万やや軽い431〜447kg・95頭1,098万やや重い448〜469kg・96頭1,941万重い1/4470〜586kg・97頭

牡だけ・馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み324頭): 軽い1/4 獲得賞金合計の中央値 1,802万(中央値の母数(出走済み)72頭)(357〜430kg・94頭)、 やや軽い 獲得賞金合計の中央値 1,094万(中央値の母数(出走済み)85頭)(431〜447kg・95頭)、 やや重い 獲得賞金合計の中央値 1,098万(中央値の母数(出走済み)84頭)(448〜469kg・96頭)、 重い1/4 獲得賞金合計の中央値 1,941万(中央値の母数(出走済み)83頭)(470〜586kg・97頭)

牝だけ・馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み361頭・上と同じ物差し)

367万軽い1/4370〜414kg・102頭716万やや軽い415〜436kg・108頭887万やや重い437〜456kg・109頭1,349万重い1/4457〜536kg・111頭

牝だけ・馬体重の4分位別 獲得賞金合計の中央値(出走済み361頭・上と同じ物差し): 軽い1/4 獲得賞金合計の中央値 367万(中央値の母数(出走済み)82頭)(370〜414kg・102頭)、 やや軽い 獲得賞金合計の中央値 716万(中央値の母数(出走済み)91頭)(415〜436kg・108頭)、 やや重い 獲得賞金合計の中央値 887万(中央値の母数(出走済み)92頭)(437〜456kg・109頭)、 重い1/4 獲得賞金合計の中央値 1,349万(中央値の母数(出走済み)96頭)(457〜536kg・111頭)

牡は賞金との関係が見えない

牡の棒はデコボコで、軽い1/4が1,802万円とむしろ2番目に高く、重い1/4が1,941万円。両端の検定はp=0.8746、 順位相関も r=0.026(p=0.6406)とほぼゼロだ。 軽い群と重い群から1頭ずつ選んで重い方が上回る確率も49.3%(差が無ければ50%)で、 ほぼコイン投げ。出走済み324頭あってこれなので、 頭数不足で見えないのではなさそうだ。

ただし賞金以外の指標は、弱いながらどれも重い側が上を向いているので、 そこは正直に書いておきたい。勝ち上がり率が62.8% → 67.4% → 67.7% → 68.0%、 重賞を勝った頭数が5頭 → 6頭 → 9頭 → 11頭、 デビュー到達率が76.6% →85.6%。ただし両端の検定はそれぞれp=0.4434・p=0.1332・p=0.1130で、どれも誤差の範囲を出ない。牡について言えるのは 「賞金で見るかぎり関係は見えない。他の指標もこの頭数では差と呼べない」までで、「まったく無関係だと確かめられた」ではない。

牝ははっきり効く

牝の棒はきれいな右上がりで、367万 → 716万 → 887万 → 1,349万(軽い1/4 / やや軽い / やや重い / 重い1/4)。軽い1/4(82頭)と重い1/4(96頭)の賞金差はp=0.0005、 順位相関は r=0.222(p<0.0001)。 勝ち上がり率も41.2%(軽い1/4)から63.1%(重い1/4)へと上がり、 こちらはp=0.0014。そして軽い1/4(414kg以下)の102頭からは、重賞勝ち馬が1頭も出ていない(他の3つの群からは4頭・3頭・6頭)。

この「ゼロ」は、他の群並みなら2.9頭ほど出ている 計算のところが0頭、という意味だ。ただし牝の重賞馬は全部で13頭しかおらず、 いちばん軽い勝ち馬が420kg・ 群の区切りが414kgなので、この線自体は数kgずれれば動く。 「414kg以下は重賞を勝てない」という閾値があるとまでは読まないでほしい。

「牝は小柄でも走る」という言い方はよく聞くけれど、少なくともキャロットの2017〜2025年募集の牝に関しては、小柄な馬は賞金も勝ち上がり率も平均して低い。 もちろん順位相関は0.222で、これは分布全体の「傾向」であって 一頭一頭の結果を決めるものではない(小柄でも走った牝は後述する)。 通説がまるごと逆というより、「体は気にしなくていい」とまでは言えなさそう、 という受け取り方がいちばん近いと思う。

なお、直近の募集組はまだ賞金を積み上げる途中なので、走る時間が足りている2022年募集までに絞っても確かめた。牝 r=0.253・ 牡 r=0.015で、若い世代を外しても同じ形だった。

牝では「体高」ではなく「体重」で見る

牝で体重が効くとして、次に気になるのは「じゃあ体高(体の高さ)と体重、どっちを見れば いいのか」だ。この2つは連動していて(牝で相関 r=0.614)、 片方が効いて見えてももう片方の影のことがある。そこで偏相関を使って切り分ける。 「もう一方の測尺を同じにそろえたうえで、その測尺だけを動かしたらどうか」を見る数字だ。

見たい関係(牝・出走済み361頭)順位相関
体重 ↔ 賞金(そのまま)r=0.222
p<0.0001
体重 ↔ 賞金(体高をそろえて)r=0.204
p<0.0001
体高 ↔ 賞金(そのまま)r=0.099
p=0.0600
体高 ↔ 賞金(体重をそろえて)r=-0.037
p=0.4826
体重 ↔ 賞金(管囲をそろえて)r=0.198
p=0.0001
体重 ↔ 賞金(誕生日をそろえて)r=0.252
p<0.0001

読み方はこうだ。体高をそろえても体重の相関はほぼそのまま残る(r=0.222 → 0.204・p<0.0001)。管囲をそろえても、誕生日をそろえても同じで、「小柄な牝は単に遅生まれだから」という説明も当たらない(誕生日をそろえるとむしろ0.252に上がる)。

体高の方は、そもそも牝だけで見ると単独でも有意ではない(r=0.099・p=0.0600)。 そこから体重をそろえるとゼロ近くまで落ちる (-0.037・p=0.4826)。 つまり「体高に効果があったが体重が正体だった」というより、牝で残るのは体重の方だけ、というのが正しい。体高の記事の結論(全頭で弱い正の相関)を否定するものではなく、 牝に絞ると体高単独では傾向と呼べるほど出てこない、という話だ。

「体高の割にどれだけ体重が乗っているか」を体型スコアにして、牝を華奢・真ん中・詰まったで 3等分すると、賞金の中央値はこうなる。

牝だけ・体型(体高の割の体重)別 獲得賞金合計の中央値(出走済み)

655万華奢な1/3870万真ん中887万詰まった1/3

牝だけ・体型(体高の割の体重)別 獲得賞金合計の中央値(出走済み): 華奢な1/3 獲得賞金合計の中央値 655万(中央値の母数(出走済み)120頭)、 真ん中 獲得賞金合計の中央値 870万(中央値の母数(出走済み)121頭)、 詰まった1/3 獲得賞金合計の中央値 887万(中央値の母数(出走済み)120頭)

詰まった側がやや高い(華奢655万円 vs 詰まった887万円、p=0.0336)。 体型スコアと賞金の順位相関も r=0.148(p=0.0046)で出る。ところが体重をそろえて同じことをすると r=0.058(p=0.2738)まで落ちる。 体型そのものが効いているのではなく、体重が効いているのを別の角度から見ていただけということだ。牡は体型で分けても差は出ない(p=0.5256)。 結局「牝は体重を見る」に尽きる。

他の測尺との比べ

測尺4種を、全体・牡・牝それぞれで賞金との順位相関(とp値)に並べるとこうなる。 あわせて「その測尺が牡と牝でどれだけ違うか」を、牡牝の中央値の差がその測尺の ばらつき(標準偏差)何個ぶんかに換算して載せた。

測尺全体(685頭)牡(324頭)牝(361頭)牡牝の差
(標準偏差ぶん)
馬体重r=0.160
p<0.0001
r=0.026
p=0.6406
r=0.222
p<0.0001
0.37 SD
体高r=0.108
p=0.0045
r=0.075
p=0.1775
r=0.099
p=0.0600
0.14 SD
管囲r=0.165
p<0.0001
r=0.015
p=0.7899
r=0.104
p=0.0466
1.13 SD
胸囲r=0.094
p=0.0133
r=-0.006
p=0.9187
r=0.186
p=0.0003
0.00 SD

いずれも出走済みのみ・スピアマンの順位相関。

牝の列を見ると、体重(r=0.222)と 胸囲(r=0.186)が効いている。 胸囲は前に調べたとき、体重とほぼ同じものを測っていると 分かっている(牝で相関 r=0.802)ので、これも実質は体重だ。

馬体重は、管囲のような「性別の代理」ではない

管囲は牡牝の中央値が1.13SDも離れていて(体重は0.37SD)、太い群=ほぼ牡・細い群=ほぼ牝になる。管囲の記事で書いたとおり、管囲で並べることは ほぼ性別で並べることだった。馬体重ではそうならない。4分位の牡の割合は29.2% → 49.5% → 50.0% → 58.5%で、 管囲のように片側へ寄り切らない。

同じ物差しで確かめるとこうなる。性別をそろえたうえで相関を取り直すと、 管囲は r=0.165 → 0.060 と 大きく目減りするのに対し、馬体重は r=0.160 → 0.124 で だいぶ残る。この記事は「性別の代理を掴んでいた」話ではなく、同じ物差しでも 牡と牝で効き方が違うという話だ。 (とはいえ全頭の r=0.160 には性別構成の影も いくらか混じっている。牡0.026・牝0.222の 単純な中間より高いのはそのためで、混ぜたままの数字を額面どおりに受け取らない方がいい。)

「大きい馬は骨が丈夫」は確かめられるか

もう一つよく聞くのが「体の割に管(前脚の細い部分)が太い馬は骨がしっかりしていて、 故障せず長く走れる」という話だ。これを見るために、性別ごとに体重の割に管囲が太いか(骨っぽさ)でスコアを作り、細い側1/3と骨っぽい側1/3で 「丈夫さの間接指標」を比べた。

ここで注意がいるのが出走数の扱いだ。中央競馬の未勝利戦は3歳の9月上旬で終わるので、 そこまでに勝ち上がれなかった馬はほとんどの場合そこで中央を去る(地方へ移ったり障害に転じたりして走り続ける馬もいる)。だから出走数をそのまま使うと 「丈夫だったか」ではなく「勝ち上がれたか」を測ってしまう。実際、すでに3歳を終えた2022年募集までで見ると、デビューして未勝利で終わった馬の出走数は 中央値4戦、勝ち上がった馬は中央値18戦だ。 なのでデビューに辿り着いた率と勝ち上がった馬に絞った出走数で見る。

骨っぽさデビュー到達率勝ち上がり馬の出走数(中央値)
牡・細い側1/3(127頭)86%14.5戦(86頭)
牡・骨っぽい側1/3(127頭)81%16戦(77頭)
牝・細い側1/3(143頭)85%15戦(89頭)
牝・骨っぽい側1/3(143頭)85%14戦(79頭)

デビュー率の差は牡がp=0.3109、牝がp=0.8686。 勝ち上がった後の出走数の差は牡がp=0.0875、 牝がp=0.9455。4つとも差とは言えない。「体の割に骨が太い馬が丈夫だ」という証拠は、このデータからは出てこなかった。

骨折や長期休養そのもののデータは手元に無いので、ここで見ているのは 「デビューまで辿り着いたか」「勝った後どれだけ走ったか」という間接的な指標。 しかも性別で割って3等分すると各群は100頭前後まで減るので、はっきりした差は否定できても、小さな差は見逃しうる。 「差が無いと確かめられた」ではなく「骨っぽい方が丈夫だという証拠は出なかった」という 程度に受け取ってほしい。

重賞を勝った馬の馬体重

この815頭のうち重賞(中央G1〜G3・Jpn1〜3、地方重賞含む)を勝ったのは44頭。募集時馬体重の中央値は牡の重賞馬31頭が457kg(牡全体は448kg)、牝の重賞馬13頭が453kg(牝全体は437kg)。

馬名性別募集年誕生月体高胸囲馬体重母齢一口価格主な勝鞍通算成績獲得賞金合計
エフフォーリア牡2019年3月158cm176.5cm489kg10歳7万円21'有馬記念(G1)11戦6勝77,663万円
タスティエーラ牡2021年3月158cm176cm478kg7歳7万円23'日本ダービー(G1)15戦4勝65,897万円
ヴェラアズール牡2018年1月160cm181cm483kg11歳4万円22'ジャパンC(G1)27戦6勝54,968万円
サートゥルナーリア牡2017年3月156cm179cm484kg15歳35万円19'皐月賞(G1)10戦6勝52,358万円
ヘデントール牡2022年4月154cm173.5cm444kg9歳9万円25'天皇賞(春)(G1)11戦6勝51,610万円
ナミュール牝2020年3月157cm176cm424kg10歳6.5万円23'マイルCS(G1)18戦5勝50,963万円
ドゥレッツァ牡2021年4月154.5cm174cm428kg12歳10万円23'菊花賞(G1)13戦5勝47,217万円
レシステンシア牝2018年3月153.5cm179cm482kg8歳6.5万円19'阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)18戦5勝44,952万円
シックスペンス牡2022年4月151cm173cm429kg9歳12.5万円26'安田記念(G1)14戦6勝42,069万円
レイパパレ牝2018年1月155cm169cm420kg15歳15万円21'大阪杯(G1)15戦6勝39,314万円
クリソベリル牡2017年2月161.5cm179.5cm498kg15歳14万円19'チャンピオンズC(G1)11戦8勝37,960万円
ライトウォーリア牡2018年2月157cm175cm458kg8歳5万円24'川崎記念(G1)40戦10勝31,809万円
残りの32頭も見る(獲得賞金13位以下)
馬名性別募集年誕生月体高胸囲馬体重母齢一口価格主な勝鞍通算成績獲得賞金合計
シュヴァリエローズ牡2019年5月154cm166.5cm402kg17歳20万円24'京都大賞典(G2)38戦5勝29,266万円
カテドラル牡2017年2月155.5cm175.5cm452kg13歳10万円21'京成杯オータムハンデキャップ(G3)37戦4勝22,223万円
セラフィックコール牡2021年2月158cm180cm485kg8歳7.5万円24'ダイオライト記念(G2)18戦7勝21,553万円
ワールズエンド牡2022年2月152cm169.5cm426kg11歳17.5万円26'京王杯スプリングC(G2)11戦5勝19,900万円
マルシュロレーヌ牝2017年2月156.5cm180.5cm458kg15歳7.5万円21'ブリーダーズCディスタフ(G1)22戦9勝19,327万円
スルーセブンシーズ牝2019年4月156cm177cm457kg13歳4.5万円23'中山牝馬S(G3)14戦4勝19,170万円
グランディア牡2020年3月156cm180cm426kg18歳14万円26'新潟大賞典(G3)27戦5勝17,996万円
パントルナイーフ牡2024年4月156.5cm170.5cm441kg12歳20万円25'東京スポーツ杯2歳S(G2)5戦2勝17,478万円
ザダル牡2017年2月155cm172.5cm454kg9歳4万円22'京都金杯(G3)16戦6勝16,996万円
ラヴェル牝2021年2月161cm183cm469kg11歳7.5万円24'チャレンジC(G3)17戦3勝16,594万円
バーデンヴァイラー牡2019年3月156cm173cm448kg17歳12.5万円23'佐賀記念(G3)20戦7勝15,280万円
コントラチェック牝2017年4月155cm175.5cm449kg17歳15万円21'オーシャンS(G3)19戦5勝15,089万円
キラーアビリティ牡2020年1月155cm174cm447kg11歳25万円21'ホープフルS(G1)18戦3勝14,431万円
パラレルヴィジョン牡2020年2月156cm175cm447kg8歳12.5万円24'ダービー卿チャレンジT(G3)23戦6勝13,898万円
ベレヌス牡2018年3月156cm174cm457kg9歳4万円22'トヨタ賞中京記念(G3)32戦6勝13,882万円
グルーヴィット牡2017年4月151.5cm173cm444kg10歳9万円19'トヨタ賞中京記念(G3)25戦4勝12,919万円
ノーヴァレンダ牡2017年2月159cm185cm512kg14歳7万円18'全日本2歳優駿【国際交流】(G1)18戦6勝11,954万円
フェブランシェ牝2021年1月160.5cm183cm518kg15歳6万円25'スパーキングレディーC((G3)18戦6勝11,312万円
シュトラウス牡2022年1月160cm181.5cm522kg19歳12.5万円23'東京スポーツ杯2歳S(G2)15戦4勝10,337万円
モントライゼ牡2019年4月152cm175cm462kg10歳7.5万円20'京王杯2歳S(G2)29戦3勝9,522万円
クラージュゲリエ牡2017年2月156cm171cm460kg11歳12.5万円18'ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3)12戦2勝9,299万円
ロックターミガン牡2024年3月160.5cm180cm516kg11歳8万円京浜盃7戦3勝8,711万円
ファンダム牡2023年2月153cm174.5cm460kg7歳9万円25'毎日杯(G3)8戦3勝8,191万円
ダイアナブライト牝2017年1月154cm176cm453kg8歳14万円21'クイーン賞(G3)18戦5勝7,780万円
スキルヴィング牡2021年3月162cm182cm506kg10歳8.5万円23'青葉賞(G2)5戦3勝7,402万円
サンクテュエール牝2018年2月151cm175cm443kg11歳20万円20'シンザン記念(G3)16戦2勝7,083万円
パッシングスルー牝2017年3月159cm176cm462kg11歳5万円19'紫苑S(G3)13戦3勝7,052万円
ギリーズボール牝2024年5月156cm174.5cm423kg14歳12.5万円26'フィリーズレビュー(G2)4戦2勝6,078万円
カナルビーグル牡2023年2月156cm175cm453kg11歳9万円25'ユニコーンS(G3)7戦3勝5,898万円
フィリアプーラ牝2017年4月149.5cm175cm426kg16歳5万円19'フェアリーS(G3)16戦2勝5,697万円
サンダーストラック牡2024年2月158cm184cm490kg9歳20万円26'シンザン記念(G3)6戦2勝5,018万円
トータルクラリティ牡2023年1月155cm174cm436kg11歳7.5万円24'新潟2歳S(G3)10戦2勝3,858万円

上の表と折りたたみを合わせた44頭が、815頭のうち重賞を勝った馬のすべて。

小柄な牝で走った馬もいる

牝の重賞馬を募集時の体重が軽い順に並べると、上からレイパパレ(420kg・21'大阪杯(G1))、ギリーズボール(423kg・26'フィリーズレビュー(G2))、ナミュール(424kg・23'マイルCS(G1))。420kg台でもG1を勝った牝はいる。ただし前述のとおりいちばん小さい群(414kg以下)からは1頭も出ていない。 もっとも、いちばん軽い勝ち馬と群の区切りの差は数kgしかないので、 「414kgが境目」という話ではない。小柄でも走る牝はいるが、 平均すればその層は数字が落ちる、というくらいの温度感で。

牡は小柄でも走っている

牡は募集時に小柄でも重賞を勝っている。体重が軽い順だとシュヴァリエローズ(402kg・24'京都大賞典(G2))、ワールズエンド(426kg・26'京王杯スプリングC(G2))、グランディア(426kg・26'新潟大賞典(G3))。実際、牡の軽い1/4(357〜430kg)は 賞金中央値が1,802万円と4群で2番目に高く、 重賞馬も5頭出ている。

正直に補足すると、小柄な牡はデビューに辿り着く率だけは低めだ (76.6% vs 重い1/4の85.6%・p=0.1130なので誤差の範囲ではあるが)。走り出しさえすれば成績は落ちない、というのがこのデータの形で、 カタログの馬体重欄を見て「牡なのに小さいから」と外す材料にはならなさそうだ。

まとめ

データについて

馬体重は募集時にクラブが公表した測尺データが元で、818頭中815頭ぶん揃っている。 競走成績は2026年9月時点のスナップショットで、今後レースを重ねるたびに変わっていく。 直近の募集組はまだ大半が未出走〜デビュー間もないため、獲得賞金のクロス集計は出走済みの685頭が母数。勝ち上がり率とデビュー率だけは未出走の馬も分母に入れている(まだ走っていない馬を「勝てなかった」に数える形になるので、そのぶん率は低めに出る)。 獲得賞金は中央(JRA)・地方(NAR)の合計で、海外レースの賞金は含まない。 賞金は走った年数ぶん積み上がるので募集年の影響を受ける。主要な主張は性別ごとなので 性別ごとに確かめると、牝は軽い1/4と重い1/4の平均募集年が2021.12年と2020.96年でほぼ揃っている。 牡は2021.39年と2020.78年とやや開くが、軽い側の方が新しい世代なのに賞金中央値は高いので、この偏りは 「牡では関係が見えない」という結論を弱める方向には働かない。 走る時間が足りている2022年募集までに絞った確認も本文に載せてある。 性別は募集時のもの。性別が取れなかった3頭は牡牝の比較から除いている。4分位は母集団の体重の25/50/75パーセンタイルで切り、体型・骨っぽさの比較は 性別ごとに標準化してから3等分している。相関係数はあくまで関係の強さの目安で、 これだけで「馬体重が成績に影響する/しない」と断言できるわけではない。 出資判断の材料というより、あくまで趣味の分析として楽しんでもらえたら。

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